アトピー性皮膚炎って?

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴い、よくなったり悪くなったりを繰り返す湿疹が1歳未満なら2か月以上、1歳以上なら半年以上続く症状です。
アトピー性皮膚炎は、かゆみが強い皮膚の病気です。
かゆいから皮膚を掻く→掻くから悪化する→悪化したからかゆい→かゆかから掻く、という悪循環を繰り返します。

ですから、いかにかゆみを抑え、かゆみの原因を除き、良くなった皮膚の状態を継続させるかということが治療のポイントにつながります。

当クリニックでは次の5つをアトピー性皮膚炎の治療の5本の柱と位置づけ、どの柱が欠けても十分な治療は行えないと考えています。

①毎日のスキンケア
②環境整備
③原因の除去
④薬物治療
⑤定期的な診察

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリアー機能の障害による病気ともいえます。

正常なバリアー機能を維持させるために、ダニやカビ、細菌など、バリアー機能を破壊するものから皮膚を守るための環境整備と毎日のスキンケアが欠かせません。

さらに、ダニやカビはアトピー性皮膚炎の原因となることも少なくないので、原因の除去という点からも環境整備は大切です。

3歳以下の乳幼児では、卵、牛乳、大豆などの食べ物が原因となる食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎の存在を無視できません。

専門医による正しい診断と必要最低限の食物制限の指導を受けることが大切です。
薬物治療には、対症療法、原因療法、予防療法の3つがあります。対症療法とは、患者さんの症状を一時的に抑え、苦痛を和らげる治療です。

皮膚炎を良くするために使うステロイド外用剤、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤などが対症治療薬として使われます。

原因療法、予防療法とは、アトピー性皮膚炎の患者さんの原因を究明し、その原因を除き、症状の出現を予防する治療です。

アレルギー体質改善のための抗アレルギー剤、漢方薬の内服や保湿剤の使用などあります。

アトピー性皮膚炎はさまざまな原因による病気であり、「これだけでアトピーが治った」という治療法はありません。

ですから、「アトピーは必ずよくなる」という信念もって、あせらず!、ゆったりかまえて!
こども・親・医師の三人四脚で治療を続けましょう。